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咀嚼(嚥下)障害とは?介護と食事や入れ歯について先生に聞いてみた

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加齢により、食べ物を噛む力、嚥下(飲み込む)の力が衰える人が増えています。

咀嚼や嚥下の機能が低下することを
咀嚼障害
嚥下障害
といいますが、この障害により食事の楽しみが半減してしまうだけでなく、栄養不足により介護状態にも陥ってしまいます。

今回はその原因と対応策について聞いてみました。

参考
話を聞いた人:
日本歯科大学
口腔リハビリテーション多摩クリニック
菊谷武 院長

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Olichel / Pixabay



咀嚼障害|嚥下障害の原因

咀嚼障害の原因

歯が抜けている

入れ歯が合っていない

虫歯による歯の痛み

舌や頬、唇の運動機能の低下

などが挙げられます。

嚥下障害の原因

加齢による口の周りの運動機能の低下

脳卒中の後遺症

パーキンソン病

認知症

などの病気が原因で症状が進行し起こります。

咀嚼障害|嚥下障害の対応策

咀嚼障害の対応策

自分に合った入れ歯を作る

入れ歯を調整し自分の口の状態に合わせて作り直してもらう

歯の治療

口腔体操の実施

などが挙げられます。

嚥下障害の対応策

舌や唇、頬を動かす口腔機能訓練の実施

が挙げられます。

ただし、脳卒中、パーキンソン、認知症などの病気が原因で舌や口の動きに関係する運動機能の低下が原因となる場合、改善が難しい場合もあります。

咀嚼障害|嚥下障害の対応策として食事内容の見直しも大切

咀嚼障害や嚥下障害の対応策として治療や口腔機能訓練と同様に重要なのが、食事の内容を見直してみることです。

ごはんやおかずが噛みにくい形態で、無理に硬いものなどを食べようとすると、食事時間が長くなってしまい、食べづらさから食事量が減って、低栄養状態を引き起こすことになります。

さらには、飲み込んだ食べ物が誤って気道から肺に入り、肺炎を起こしてしまう誤嚥性肺炎のリスクも高まります。

最悪の場合、窒息して救急搬送されるケースもみられます。

食事内容については、容易に噛めること、歯茎でつぶせる程度のやわらかさに煮る、などといった調理方法の工夫も大切になります。

ただ、咀嚼機能が低下すると、小さく刻んだパラパラしたものが噛みにくくなり、噛むときに入れ歯が少し沈むため、薄く切りすぎるのは避けたほうが良いでしょう。

また、やわらかい食事に抵抗感のある人もいますが、大切なのは、噛むことを頑張るのではなく、自分に合った食事形態を選んで、十分に栄養をとることを最優先に考えましょう。

基本的には、どの歯科医院でも咀嚼障害や嚥下障害の原因を探り、治療で改善が可能かどうかを評価したうえで、口腔機能訓練の方法や個々の患者に適した食事形態の指導をしてくれると思います。

咀嚼障害|嚥下障害の対応策:食べやすくする調理方法の工夫

大根、きゅうり:5~8ミリ角・厚に切ること

なす、きゅうり、トマト:皮をむくこと

長ネギ、白菜、ニンジン:繊維に対して直角に切ること

肉、魚介類:筋を取り除く、筋目に切り目を入れる、麺棒でたたく脂身の多い部分を選ぶ、ミンチ状にする

根菜類、肉、魚介類:圧力鍋などを利用して、やわらかく煮込むこと、酵素の作用を利用して軟化させること

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まとめ

Free-Photos / Pixabay

咀嚼障害や嚥下障害は、友人や家族との食事の際に、口腔機能の低下に気が付く人も少なくありません。

食べることや噛むこと、飲み込むことに不安を感じたら、かかりつけの歯医者さんに相談するか、もしくは、今は自宅に来てくれる歯医者さんもいるので探してみるのも良いでしょう。

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